
LIBERTY CITY
ARCHITECTURE
リバティーシティの建築
歴史ある大都市・リバティーシティに建ち並んでいる建物は大きさ、建築様式、時代もさまざま。
美しい建築の世界を巡り、そしてそこからリバティーシティの歴史を覗いてみましょう。
建物の解説はモデルとなった実際の建築物を参考に書いています。私は建築に関しては素人ですのでもし間違っていたらごめんなさい。

リバティー市庁舎
1811年
現在アメリカで最も古い市庁舎。英国風の堅牢なジョージアン様式と、優雅なフレンチ・ルネサンス様式を組み合わせたスタイルが特徴で、リバティー州の史跡に指定されています。
古典的な建築(17世紀~19世紀中頃)
植民地から独立したリバティーシティでは、ヨーロッパの様々な古代建築様式を取り入れたスタイルの建築が流行しました。
1830年代に入ると、ゴシック様式を復興した教会などの大きな建築物も建てられるようになりました。
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サフォーク教会
1846年
エクスチェンジ街などからもほど近い聖公会の教会。
大火で焼失した建物を建て替える際、ネオ・ゴシック様式が採用され、大きな塔は今でも地区のシンボルとなっています。

フランス・ルネサンス建築

ヤンクトン・ハウス
1884年
かつてジョン・レノンが住まい、そして彼の最期の地となったことでも知られるヤンクトン・ハウスは、ドイツやフランスの城館を参考にして建てられた、急こう配の屋根が印象的な高級アパートメントです。

ブラウンストーンビル

ブローカーの住宅街
ブローカー地区の高級住宅街には、南北戦争前に建てられた茶色い砂岩でつくられたタウンハウス(4階建ての家)が現在も建ち並んでおり、独特の景観を形成しています。
カーストアイアンの街並み

サフォークに残るカーストアイアン建築
アルゴンキンのサフォーク地区では19世紀ごろ、鋳鉄を用い英国風のファサードを形成した「カースト・アイアン建築」の建物が盛んに造られました。
ボザール様式
19世紀末~20世紀初頭にかけて、パリの美術学校で学んだアメリカ人留学生らの手がけたヨーロピアンスタイルの建築物が流行しました。太い円柱やアーチ形の窓など、古典的な神殿のスタイルを取り入れており、荘厳な雰囲気の建物が多いのが特徴です。

ヴェスプッチ大学図書館
1892年
多くの美しい建物が残るキャンパス内でもとくに有名な建物で、連なる円柱、大階段はローマの様式を連想させます。


リバティー州郵便公社
1912年
リバティーシティの中央郵便局で、コリント式の円柱が並ぶ玄関を持つ壮大な建物で知られています。


アルゴンキン市営ビル
1914年
手狭になった市庁舎のすぐ隣に建てられた2番目の庁舎で、ローマ風のデザインを取り入れたユニークな高層ビルです。
高層建築のはじまり
20世紀に入ると面積の広くないアルゴンキン島の人口は激増し、土地が不足、地価も急上昇しました。人々は上へ上へと住宅やオフィススペースを求め、アルゴンキン島には雨後の筍のように細長い高層ビルがひしめき合うようになっていきました。



アルゴンキニズム/アール・デコ様式
1930年代、激増した高層ビルにより地上の日当たりが悪化したため、一定の高さを超えるビルを建てる際は上部を細くする法令「ゾーニング法」が施行され、上部が垂形の摩天楼群がアルゴンキニズムと呼ばれる特有の街並みをつくり上げました。同時代に流行した幾何学的なアールデコ様式のデザインも多く採用されています。

ジルコニウムビル
1930年
自動車のデザインを取り入れた優雅なアールデコ様式の高層ビル。40・エクスチェンジビルと高さを競いながら建てられ、翌年に完成したロッテルダムタワーに抜かれるまでは世界一の高さを誇りました。

ダウンタウン・アスレチッククラブ
1931年
上部に行くにしたがって建物が段状に細くなっていく「セットバック」と呼ばれるスタイルの、典型的なアルゴンキニズム建築の高層ビルです。


ニースホテル
1931年
1ブロックを占領する巨大高層ホテルです。左右対称のデザインで、張り出した両端部・左右2つの塔が印象的です。

モダニズム建築
1950~60年代にアルゴンキンで流行した、コンクリートの壁とガラスを主に用いたシンプルで直線的なデザインの建物です。
装飾の少ない建物が多く「白い箱」などとも呼ばれています。



ポスト・モダン建築
1970年代ごろから、装飾性の薄いモダニズム建築への反動として、再び折衷の装飾を取り入れたスタイルが流行しました。


